リアムは予知夢を見ることができる。その力を使って国のため、民のため眠り続けることが彼女の使命であり、義務だった。
 しかし、ある時王子アレスの采配で、彼女は城の外へ連れ出される。国の道具として一生を終えるはずだったリアムは、突如自由の身になったのだ。