痩けた頬に、うつろな瞳、棒のように細い手足。 幼馴染みに、かつての面影はほとんどなかった。 俊之は確信した。 呪われている。廃墟なんかに行ったせいで、 実里は確実に幽霊に呪われてしまったのだ。 俺が助けないと。 俊之はそう決心すると、実里を救い出す決心をした。