「ああ!?」 学校随一の不良、古谷君。 「たらたら歩いてんじゃねえよ!」 彼は老若男女問わず皆に恐れられていた。 しかし、私にはどうも彼がそんなに怖い人には思えない。 「何ジロジロ見てんだよ!?」 なぜなら、彼は肩に猫を乗せているから。