「ああ!?」
 学校随一の不良、古谷君。

「たらたら歩いてんじゃねえよ!」
 彼は老若男女問わず皆に恐れられていた。
 しかし、私にはどうも彼がそんなに怖い人には思えない。

「何ジロジロ見てんだよ!?」
 なぜなら、彼は肩に猫を乗せているから。








        01: 猫と不良
        02: 飼い主と愛猫
        03: 二人と噂
        04: 涙と叫び
        05: 首輪と思い出
        06: 由紀と古谷君


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